2018/08/28

満月に新しいステージで歌う☆


 
 
昨日は魚座の満月。
  
  
私は鎌倉の海岸で、
満月の下で、

  
あるワークショップで、
歌わせていただきました。


テーマは、
自分の中にある、
 
「神聖な女性性と男性性の統合」


言葉や思考で理解するのは、
自分の中の男性性。
 

感覚や感情を通して理解するのが、
自分の中の女性性。


でも私たちはどちらかというと、
 男性性優位な学校教育を受けていて、
(比較、競争、思考など) 
 

男性と同じように社会で生きて、
 

ただ感じたことに心をゆだねるという、
女性性はあまり開かれていない。




 
  
今は、
この女性性を取り戻す時代。
 
 
この日は、
 
 
自然の中で、
 
 
感性豊かに、
自由に楽しく歌うことで、
 

女性性を表現したり、


自分のメロディーを持った者同士が、
 
 
 どうやって互いに影響されずに
 一緒に美しく在れるのかを、


歌で表現したりなど、
 
 
私にとっての新たなチャレンジをしました。
 
 
歌った曲は、
 
モンテヴェルディの
Si come crescon

Amasing Grace

ふるさと

花 

オペラ「セヴィリアの理髪師」より
今の歌声は 

オペラ「リナルド」より
私を泣かせて下さい

You raise me up

シューベルトのAve Maria

島歌




 

  

肌足で海辺に立ち、
  
 
地球としっかり繋がって、
  
 
波の音と風と満月との、
 
 
心地良い共演。 
  
  
 
瞑想しながら聴いて頂いたり、
 
  
聴き手が座って海を眺め、
私がその後ろから歌ったり、
  
 
私が満月に向かって歌って、
みんなは踊ったり、
   
  
一緒に歌って、
声を通して統合を感じ合ったり。
 
 
聴き方も、歌い方も、
自由に楽しく! 
 
 
ああ、これが女性性なんだ。
  
 
立派なステージで、
ドレス着てハイヒール履いて歌うより、
 
 
ずっと私が喜んでいる。
 
 
 
 



自分にとっての正解は、
自分の感性が運んで来る。 
 
 
豊かな女性性を取り戻そう!
 

新しい自分に出会えた満月に感謝☆



 

2018/08/11

合唱は意識のグラデーション





宗教曲の合唱の楽譜は、
大体4段になっていて、


上から、


ソプラノ、
アルト、
テナー、
バス、


となっている。


楽譜で見ると、
この4パートは、


声の高低の違いとか、
主旋律と副旋律と通奏低音、
みたいな感覚になるけれど、


今朝ふと、
「これって意識の層と
リンクしているのではないか?」
という直感がして、


ソプラノは顕在意識、
アルトは潜在意識、
テナーは無意識、
バスは根源的意識、


そしてその重なりの奥に
聴こえて来るのは、
(拓かれるのは、)


魂的意識ではないか、


 そう感じて、
急いでブラームスのレクイエムの
楽譜を開いてみた。


するとそこには、


潜在意識(アルト)に
触発されて、
活き活きと自己を表す
人の姿(ソプラノ)や、


深い無意識世界(バス)
からの呼びかけが、
じわじわと、
表層意識に上がって来る
旋律の重なりがあったり、


深層意識と表層意識の、
瞬間的、
直感的呼応や、


人間意識の持つ、
悩みの奥にある、
見えない宇宙の意図と、
愛、


ユニゾンという、

根源意識から、
無意識、
潜在意識、
顕在意識が、
ピッタリ同じ音を奏でる、


鳥肌が立つような、
神聖なる瞬間があったりして、


まるで別の曲に
出会ったかのような、


宗教曲の持つ、
深淵で神聖な世界が、
脳内に響いて来た。


ああ、
何て美しいんだろう。


合唱の奥に秘められた、
意識のグラデーション。


ブラームスが
繋がっていたかも知れない、
深い深い世界は、


その奥に。


そして改めて感じた。


音楽を奏でるということが、


いかに神聖で、
喜びであるかということを。
 
 
 

自己と他者を音楽が溶かすとき





合唱や、
少人数でアカペラの
アンサンブルを歌うとき、


皆で円になって歌うのが
大好きだ。


輪になって歌うことが、
いつの時代かの、
儀式のような感じがしたり、


まるで自分ひとりのために、
皆んなが歌ってくれているような、
不思議な感覚にもなったりする。


各人がしっかり
自分の音に責任を持ちながらも、
他人と調和するための、
ハンドルの遊びのような、
緩みを持っていることで、


個性のぶつかり合いではなく、
個性の美しき共演が生まれる。


魂に響くほど、
美しく歌える瞬間が、
もし一瞬しかなかったとしても、


その一瞬に感じたことや、
自分はどういう意識で
歌っていたかを、
拡大してみると、


そこには、
歌を超えた、
宇宙的叡智みたいなものを、
感じたり、
発見することがある。


自分軸で生きながら、
他者と調和することとは何か、


そういうテーマを、
アンサンブルを通じて、
感覚として
理解する瞬間がある。


だから、
合唱とは奥深く、


美しい声の重なりが、
この世界の中で、
自分軸で生きることの縮図を、
観せてくれる。


ひとつの音楽の中で、
自分と他人の
境界線が分からなくなるほど、
声の響きの渦の中に、
意識が溶けて行くとき、


音楽の持つ
至福と神秘を、


私は、
内側から味わっている。